ヒルガオ(花)
ヒルガオは、直射日光が当たる所でも平気で
咲き続ける強い花です。
早朝に咲くアサガオのように太陽光に当たっ
て萎れてしまうこともありません。朝から夕方
まで一日中咲き続けます。植えたわけでもない
のに公園やちょっとした植え込みにいつの間に
か生えており、クルクルと巻きつけたツルに
優しい桃色の花を咲かせます。
梅雨の晴れ間は、気温はそれほど高くなくても
湿度が高くて過ごし難いことが多いものです。
山の植物は大半が日中グッタリしていますが、
ヒルガオはそんな中でも一人涼しい顔をして
いて驚いてしまいます。
5月ごろ海岸に行くとヒルガオによく似たハマ
ヒルガオの花を見ることが出来ます。砂の上を
這うように伸び、同じような桃色の花を咲かせ
ています。5月とはいえ、晴天の海岸は砂漠の
ように遮るものもなくこちらがハラハラする
ほど砂は熱いはずですが、イキイキとしていま
す。
こんなに優しい桃色の花とは裏腹に、実は、
とってもしぶとい性質を目にする度にヒルガ
オは、敵に回したらかなり手強い相手だろう
なぁ~と内心恐れているのです。