ネジバナ(花)
今年は咲かないのかな?と思っていたら
公民館の芝生の斜面に雨の中ツンツンと行列
しているのを発見!2,3本ずつ寄り添って
ピンク色の螺旋を描いています。
1つ1つの花はとても小さいけれどこれでも
ラン科の植物です。短い草が茂る日当たりの
良い場所を好んでいつの間にか大群落を作る
かと思えば、突然次の年は消えてしまったり
売られていた苗を買って育ててみても何年か
すると消滅してしまったり、なかなか気難しい
花です。
今よりもっと南の地方に住んでいた時、この
花は、5月の中頃に咲く花でした。そのころの
感覚が抜けなくて、ここへ来てから梅雨の最中
に咲いているのを見るとなんだかちょっと調子
が狂うのです。私の中ではネジバナは初夏の花
とインプットされていてなかなか梅雨時の花と
上書き保存されないみたいです。
ほとんど真っ直ぐな花もあり、今の場所が飽き
たら顕微鏡でしか見えないような種を飛ばして
別の土地へ飛んで行ってしまう。心のままに生
きるってどんな感じなんだろう。