ギボウシ(花)
庭のギボウシがようやく見ごろになりました。
雑木林の縁などにも自然に生えているギボウシ
は、山菜として食べることも出来る植物です。
クセのないちょっとぬめりのある食感で両親の
故郷ではウルイと呼んでおひたしにして食べる
ことが多いです。
我が家のギボウシは、食べるよりは鑑賞用に植
えて花を楽しんでいるだけですが、冬は全く姿
を消しているのに、春になると芽吹いて様々な
色や模様の葉を見せてくれます。そして暑くな
ると真っ直ぐな茎の頂点に蕾の塊をつけながら
伸びていきます。ギボウシは、お寺や神社の欄
干などについている飾りの擬宝珠に花芽が似て
いることからついた名前のようです。
ヨーロッパでも人気の植物で日陰を彩る植物と
してホスタという名前でたくさんの品種が広ま
っています。花時は、たいていマルハナバチが
周囲を飛び回っています。
人だそうです。灰色がかった薄紫色の花のせい
でしょうか、私もこの花を見ると暑い中、汗も
かかずに静かに佇んでいる人を連想します。
現実の私は、まだまだ毎日汗まみれで雲泥の差
ですが。