カクトラノオ(花)
歩道にある花壇にカクトラノオの花が、咲き
始めています。
一般的な呼び名は、ハナトラノオというのが
普通みたいですが、私はずっとカクトラノオ
という名前で覚えてしまっています。いつ覚
えたのか定かではありませんが、以前住んで
いた家の裏庭にもあったので母から習ったの
かもしれません。今の家の庭にも移植したは
ずなのですが、いつの間にか消えてしまいま
した。母に尋ねても、そんな花あったけ?と
いった返事で花の記憶は忘却の彼方へ行って
しまったようです。
カクトラノオ自体は、大変丈夫な植物なので枯
れたというより春の芽出しの小さいうちに雑草
として草むしり作業の時に抜かれてしまった確
率が高いです。まあ、仕方がないことですが、
両親2人が同時に記憶があやしくなってそれに
1人で対応しつつあることを考えるとズドーン
と気が重くなってしまいます。
カクトラノオの名前は、茎が円柱ではなく、角
ばっているためといわれています。花房の緑の
蕾は、下から順々にピンクに色付いて弾けて咲
いてきます。風が、北に変わり、季節がまた進
んだことに気づかせてくれる花です。