ウリハダカエデ(紅葉)
同じ木の紅葉でも天気によってずいぶん違って
見えるものです。
池の上に枝を張り出したウリハダカエデは、毎
年、他のカエデより少し早く赤く色付いてき
ます。
昨年のように晴天の下では、一枚一枚の葉が
ステンドグラスのように光が透けて見えますが
今年ののように曇天の下では全体に紗がかかっ
たようにぼんやり見えます。
ウリハダカエデは、若い枝にマクワウリのよう
なシマ模様が見られることから名前がついたそ
うです。マクワウリは、親達の話によると昔は
よく食べられていた一般的なウリで、ほんのり
甘くてあっさりして美味しいウリだった、との
ことです。今は、ウリというよりメロンと呼ば
れる高級なウリしかお目にかかれないものね~
と懐かしがっていました。
今年の紅葉のピークは、私の地域ではこれから
ですが、気温の低い谷間では少しずつ赤くなり
始めています。黄色く色付く黄葉が先に始まり
一番目立つイロハカエデの真っ赤な紅葉は一番
最後になります。はたして美しい紅色に染まる
かどうか、まだまだ予断を許せません。