淡々と・・・

淡々と過ぎていく日々、心にとまったひとこまを写真と短文で綴っています。

ニシキギ(実)

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バス通りから見えるニシキギが真っ赤に紅葉

しています。青空をバックにして燃えるような

赤は遠くからでも大変目立ちます。

ニシキギは、落葉低木なのでそれほど大きく

はなりませんが、以前紹介したマユミなどの

仲間です。マユミやマサキ、ツルウメモドキ

ど小さいけれど赤い目立つ実がなるものが、

ニシキギ科という1グループを作っています。

ニシキギに近づいてよく見ると赤い小さな実が

ついています。今年は、昨年より実の数が少な

いような気がしましたが、もう鳥たちの宴の後

なのかもしれません。赤く色付いた葉が密集し

ていて、実の大きさも5㎜くらいなのでよく見

ないと目立たないです。

もう少し季節が進んで葉がなくなり、枝が目立

つようになると特徴的な枝の形が観察出来るよ

うになります。ニシキギの枝には平べったい羽

根のような薄茶色のヨクと呼ばれるコルク質の

突起があるのです。それは一見カミソリの刃の

ような形をしています。落葉期にこの枝をした

木を見つけるとニシキギに違いないから来年の

秋にまた見に来よう!と心のメモ帳に書き込む

のです。

f:id:tantan_10:20201103103752j:plain<枝部分>