ニシキギ(実)
バス通りから見えるニシキギが真っ赤に紅葉
しています。青空をバックにして燃えるような
赤は遠くからでも大変目立ちます。
ニシキギは、落葉低木なのでそれほど大きく
はなりませんが、以前紹介したマユミなどの
仲間です。マユミやマサキ、ツルウメモドキな
ど小さいけれど赤い目立つ実がなるものが、
ニシキギ科という1グループを作っています。
ニシキギに近づいてよく見ると赤い小さな実が
ついています。今年は、昨年より実の数が少な
いような気がしましたが、もう鳥たちの宴の後
なのかもしれません。赤く色付いた葉が密集し
ていて、実の大きさも5㎜くらいなのでよく見
ないと目立たないです。
もう少し季節が進んで葉がなくなり、枝が目立
つようになると特徴的な枝の形が観察出来るよ
うになります。ニシキギの枝には平べったい羽
根のような薄茶色のヨクと呼ばれるコルク質の
突起があるのです。それは一見カミソリの刃の
ような形をしています。落葉期にこの枝をした
木を見つけるとニシキギに違いないから来年の
秋にまた見に来よう!と心のメモ帳に書き込む
のです。
<枝部分>