ナンテン(実)
今年も縁起をかついでナンテンから始めます。
赤いナンテンの実は冬の陽だまりでよく目立
ちます。ナンテンは、常緑の低木でそれほど
大きくはなりませんが脇芽を次々と出し、こ
んもりと葉を茂らせます。特別な手入れも必
要とせず、ほどほどの日当たりがあれば毎年
赤い実をつけます。実は、皮をむいて種を
よく洗ってから蒔くと比較的簡単に芽を出し
ますし、挿し木でも増やせます。
ナンテンは、その音の響きから「難を転ずる」
縁起の良い木として昔から玄関などの側に
植えられることの多い木です。我が家の場合
は、庭の角に植えてありますが、特に手入れ
をしなくても毎年梅雨の最中に白い花をつけ
12月には赤い実をたくさんつけます。葉は、
竹の葉に似ているため中国では南天竹と呼ば
れているそうです。夏の暑い盛りにサワサワ
と涼し気な音を立ててなびく様子はなんとも
涼し気に見えます。
元旦早々雪がまたナンテンの枝葉にこんもり
と降り積っています。赤いナンテンの目の
雪ウサギもこの雪では深い雪の下でしょう。