ミツバウツギ(花)
ミツバウツギは、春から初夏に渡って雑木林
の半日陰でよく見られる落葉低木です。
白い花は清楚で蕾がたくさんつくのですが、
全部の蕾が咲くわけではありません。開いて
いない蕾はお米で作るポップコーンに似たお
菓子、ポン菓子を私に連想させます。
日当たりの良い場所にある木は、サクラの咲
く頃から花を咲かせていますが、5月中旬か
らが花の最盛期となります。山肌からそれこ
そお米がこぼれるように、ここにもあそこに
もといった感じで白い粒々が下がっているの
が見られます。
この辺りでも、最近は日中、気温が20度前後
になる日が現れるようになりました。しかし
どんなに暑くても、木陰に入ればまだまだ
ヒンヤリとしています。
花の色とは不思議なものでその季節ごとに中
心になる色があるようで、少し前は紫色の花
が多かったのですが、初夏に向かっては白い
花をつける植物が増えてきました。
あたかも植物たちが、少しでも涼し気に見え
るようにと人間を気遣ってくれているかのよ
うに感じるのは私だけでしょうか。