ミソハギ(花)
母は、ミソハギのことを通常、盆花と呼んで
います。大体、毎年旧暦のお盆の頃に花が咲
くので全国的にこう呼ばれているそうです。
ミソハギは、湿った環境を好むため田んぼの
畔や小川の岸辺などに生えています。真夏の
太陽が一番照りつける時間帯でも足元を水に
冷やされているせいか他の花に比べてイキイ
キと花を咲かせています。
田んぼのあぜ道を散歩していると小川のヨシ
やアシに混じってピンク色の筒状の花が群れ
て咲いているのを目にします。近づくとそれ
らは、ミソハギの茎が何本も垂直に伸びて花
を咲かせてものだとわかります。6弁の花び
らは小さいですが、ピンク色の筒状になるた
め、川の中州に咲いているのが岸辺から楽し
むことが出来ます。大きな群落になるとそれ
はそれはきれいです。
プを作っています。このグループに中に同じ
く真夏の代表的花であるサルスベリも含まれ
ます。木と草の違いはありますが、両者は親
戚同士ということです。
精霊花という別名を持つミソハギは、今の時
期にふさわしい花です。