ヒャクニチソウ(花)
ヒャクニチソウは、夏の暑さにも負けない大
変丈夫な花です。
花色も青以外は、全て揃うといわれるほど多
彩で花型も一重から八重までバラエティに富
んでいます。メキシコ原産で江戸時代後期に
日本に入って来たそうです。
名前の通り、春から秋まで長い期間咲くので
仏様にお供えする花としても重宝がられ、農
家の庭先にも必ずといっていいほど植えられ
ています。
最近は、ヒャクニチソウを園芸店ではジニア
という名前で売り出していることが多いです
が、ジニアはヒャクニチソウの学名の一部を
取ったものです。これまでよりも丈の短い、
花も小型に品種改良した苗が、花が少なくな
る夏の花壇を彩る花として売られています。
暑い中、頑張り続けた色とりどりのヒャクニ
チソウもそろそろ疲れが見えて来た気がしま
す。 これから盛りを迎える日本産のキクの花
と同じキク科の植物ですが、色といい形とい
い、全く違う種属と思えるほど印象が異なる
ことに植物の豊かさを感じます。