アカジソ(花)
↓<アオジソの花>
秋は、シソ科の植物が花をつける季節です。
普段、私達にとって最も身近なシソ科の植物
は、大葉とも呼ばれている緑色のアオジソで
す。一方、紫色の葉のアカジソも梅干しの色
付けや風味付けに入れたりされます。
シソは、漢字で紫蘇と書くように本来はアカ
ジソが先でアオジソはアカジソの変種といわ
れています。確かにアカジソの葉をよく観察
すると葉の一部が緑色になっている株が結構
あります。私は緑色のアオジソが原種かと思
っていたのですが逆なのです。
我が家でも、毎年庭の一角にアオジソを植え
て夏の間食卓にのせて楽しんでいます。水と
少しの肥料をまいて日当たりの良い場所で育
てれば、誰でも簡単に新鮮な葉を食べること
が出来るので欠かせない存在です。
ところが、秋風が吹き出すとなぜかバッタが
必ず現れ、葉を穴だらけにして私たちの楽し
みを奪ってしまいます。そして花を咲かせ、
花はあっという間に粒々の実になります。
実は、穂ジソといってお刺身のツマとして添
えたり、漬物に入れたりすることもあります
が、我が家ではほとんど自然に熟して種にな
るままにしています。
自然にこぼれた種は、来年庭のそこかしこか
ら芽を出してまた私たちを楽しませてくれる
のです。