ニシキギ(紅葉)
今年もバス通りから見えるニシキギは真っ赤
になりました。
しかし、近づいて見ても昨年のような実は1
個も見つかりません。先日記事にしたマユミ
の木よりも更に不作です。
こんなにきれいに色付いても今年は実がない
のはなんとも不思議です。例年ならこの赤い
葉が落葉しても赤い実だけが枯れ枝に残って
それはそれで美しい情景なのですが…
今より街中に住んでいた頃、ニシキギという
木は見たことがありませんでした。図鑑など
を見ると紅葉を楽しむため生け垣や盆栽とし
て利用されると書かれていますが、そのよう
な植えられ方をしているのもほとんど見かけ
ませんでした。たまたま私が気が付かなかっ
ただけかもしれませんが、初めて真っ赤な紅
葉を目にした時は目が痛いような赤だと思っ
たほどです。
ニシキギは落葉低木ですが、5月頃になると
木全体が新葉で覆われた後、小さな4弁の花
をつけます。冬の間、カミソリの刃のような
ヨクが目立っていた枝も美しい新緑に覆われ
るとほとんど目立たなくなります。
秋の見事な紅葉の準備は、すでに半年も前の
春から始まっていたのだ、と今になって改め
て気づく私です。
↓<ニシキギの花>