ニホンズイセン(花)
庭のニホンズイセンがようやく咲きました。
この花は、ここの気候にはちょっと合わない
ようで毎年あまりきれいには咲けません。
丁度蕾が出た頃、雪が積もってその重みで押
し潰されるので散々な目に遭うのです。
ニホンズイセンは、ヨーロッパから古い時代
に日本にやって来たと言われています。海岸
周辺に多いことから海流に乗って来たという
説もあります。海辺の温暖な地方では、大繁
殖して名所になっている所もあります。
我が家のニホンズイセンは、以前の家の庭に
植わっていたものです。スイセンの中では早
咲きの品種で、早ければ年末からチラホラと
花が見られる地方もあります。
ところが、その早咲きな点がこの地方では仇
になってしまいます。せっかく蕾が出ても毎
年その頃になると雪が積もり出すのです。
金網で雪囲いをしたりしてもやはり、雪の重
みには勝てないようです。簡素な花型とスッ
キリした香りが気に入って連れて来たのです
が、ここの気候はこの花には厳し過ぎたよう
です。
スイセンの中には雪が消える頃に芽を出し、
急速に成長して花を咲かせるラッパスイセン
などもあります。ニホンズイセンの痛んだ花
を見る度に可哀想なことをしたなぁと心が痛
むのです。