ノイバラ(花)
園芸品種のバラに先駆けてノイバラの花が、
盛りを迎えています。
ノイバラの花は、1輪1輪は小さく直径2~
3㎝ほどですが房になって花がつくため大変
賑やかです。ツル性落葉低木なため、周囲の
木々にからまって成長しますが、山野で自然
に繁殖したものでもたくさんの花をつけてい
ます。花色は、ほとんどが白ですがたまに開
花直前の蕾の時は薄いピンク色のものも見か
けます。野生のバラですからもちろんトゲが
ありますが、どこか可憐でバラでありながら
気取ったところのない花だと思います。
6月になりこの辺りも晴れた日は日中は暑く
感じる日もあります。しかし、朝晩はまだま
だ肌寒く暖房を入れる日もあります。晴れた
日の朝は特に冷え込みます。そんな中でもノ
イバラの花はイキイキと朝日を受けて咲いて
います。古い時代からずっと続く春夏秋冬を
乗り越えてきた営みはちょっとやそっとのこ
とでは揺るがないのでしょう。
地球温暖化やコロナウィルスの蔓延があろう
とそれがどうした!と言っているかのような
たくましさ、小さく単純なものこそ最強であ
ると花から教えられるのです。