コンフリー(花)
かつては田んぼの畔の片隅や空き地などで普
通に見かけたコンフリーを最近あまり見なく
なりました。
一時は健康食品として食用にまでされていた
そうですが、その後肝機能障害が起こること
が判明したため、もしかしたら駆除されてい
るのかもしれません。食べなければ特に健康
被害はないようですが…
久しぶりに散歩の途中で空き地の片隅に花が
咲いているのを見つけ懐かしくて写真に撮り
ました。草物にしてはわりと大きな葉を持ち
全身毛むくじゃらですが、可愛らしい釣鐘型
の花をつけます。花色は、紫色の他に白や薄
いピンク色のものもあります。
コンフリーは、ヨーロッパでは抗炎症薬や骨
折を治すために伝統的に使われていたハーブ
のような存在だそうです。全草にミネラルや
カルシウム、窒素が含まれるため堆肥に鋤き
込むと良質の肥料となるといわれています。
コンフリー自体も大変丈夫な植物でやや湿っ
た場所を好むため田んぼの畔などに野生化し
ているのが普通でした。
朝露に濡れたコンフリーは、全身の毛に小さ
な水滴をまとって白く煙っているように見え
ます。来年もまた会えるといいなぁと思いな
がら咲いている場所を記憶に刻みました。