エゴノキ(花)
今年もエゴノキの花の季節が到来しまいまし
た。
真っ白な小さな花がまさに鈴なりといった感
じで咲くこの花は、この辺りでは庭に植えて
いる家もたくさんありますが、公園、雑木林
と本当にどこにでもあります。
エゴノキは、落葉小高木です。木の分類は、
10m以上のものを高木、10~5mのものを小
高木、5m以下のものを低木、1m以下のも
のを小低木と決めているようですが、散歩で
見かけるエゴノキもだいたい10~5mくらい
の木が多く幹もそれほど太くはありません。
それでも毎年ほとんどの木が、たくさんの花
をつけているのでこの木は丈夫で多産の木な
のでしょう。
どのハチの仲間が蜜を求めてやって来ます。
ハチたちによって受粉された花は、やがてた
くさんの実をつけて夏には青い実がたわわに
実った姿となります。この実にはサポニンと
いう毒があるので普通は食べることは出来ま
せんが、ヤマガラだけは秋に熟した中身だけ
を器用に食べる術を心得ています。
絶え間なく散り続けるエゴノキの花は、雨の
季節が近いことを静かに告げているかのよう
です。