淡々と・・・

淡々と過ぎていく日々、心にとまったひとこまを写真と短文で綴っています。

今日の空109

夕焼けのように見えますが、これは朝焼けの

空です。

日の出の時刻も6時台に突入して明るくなる

のがだいぶ遅くなりました。

夏は早くから目が覚めてしまうのに、冬はい

つまでも眠くて布団から離れ難いのは何故な

んでしょう?寒いのが苦手な私は、きっと身

体が冬眠したいと言っているに違いない、と

勝手に解釈しながら渋々蒲団を離れます。

急いで着替えてカーテンを開けると、たいて

い空には雲が浮かんでいて朝日に照らされて

います。オレンジ色に染まった雲を眺めなが

らどうしてこのような雲をバラ色の雲と呼ぶ

のだろうとぼんやりした頭で考えます。バラ

の花には赤や白や黄色もあるのに。

そしてハタっと思い当たります。そっか、バ

ラは美しいものの総称なのだと。バラ色の雲

とはバラの花のような美しい雲ということな

のだなぁ、と。

夜明け前の空にはオリオン座やシリウスが戻

って来て、冬が来たことを告げています。も

うすぐ朝焼けも見られずドンヨリと重苦しい

グレーの雲で覆われてしまう日々も近いでし

ょう。

束の間というのは日本古来の身体尺で掌の幅

くらい(指4本分)を指すそうですが、バラ色

の雲を楽しむ時は、私の大切な束の間の時間

です。