ヒマラヤユキノシタ(花)
ヒマラヤユキノシタの蕾が、ほころんできま
した。
このところ、暖かい日と冷え込む日が交互に訪
れ、その気温差が10度以上もあるので体調も
狂いがちです。
いつもより空気が緩んでいるような気がした朝
外を見ると地面がしっとりと濡れていました。
ほんの少しだけ通り雨があったようです。
お昼近くに庭に出てヒマラヤユキノシタの大き
な葉をめくるとギューギューに密着したピンク
色の蕾の先端が少しだけ開いていました。
ヒマラヤユキノシタの外見は、花に比べると全
然可愛くありません。茎の部分は岩石のように
ゴツゴツしており、葉は不釣り合いに大きいの
です。名前の通りヒマラヤ周辺の原産なため、
常緑多年草ですが耐寒性が高く、私の住む北国
でも十分に戸外で育てることが出来ます。
あまり外見の良くないヒマラヤユキノシタです
が、春めいて来るとたちまち花が開いて来るか
ら不思議です。たいてい、ほんの少しだけ湿度
が上がったなぁ~と感じる日に大きな葉に守ら
れた蕾がひっそりと開いているのです。
パンパカパーン!と賑やかに咲くわけではない
けどいつの間にか、でも、敏感に春を感じで咲
き始めるこの花を私は好ましく思っています。