ヒメオドリコソウ(花)
今年もオオイヌノフグリの群落に混じって
ヒメオドリコソウの花が咲き始めました。
両者の咲く日当たりの良い土手は晴天の日の
昼間はポカポカして暖かい場所ですが、朝晩は
冷たい空気を遮ってくれるものがない、吹きっ
晒しの場所です。そのためか、今年は、花が咲
き始めるのが少し遅れたような気がします。ど
んなに丈夫な野草でも、寒さが厳しい年は、安
全な地中で様子をうかがっているのでしょう。
ヒメオドリコソウに対してオドリコソウという
もう少し大きい種類もあるはずなのですが、残
念なことに最近はこの辺りではめっきり見かけ
なくなってしまいました。
オドリコソウの仲間は、シソ科の植物です。葉
にはシソ科特有のちりめん皺があり、花もよく
見れば食用のシソの花にそっくりです。
もう少し暖かくなるとこの群落にカラスノエン
ドウの花も加わって土手は益々賑やかな野草の
花畑となります。
いつでも心置きなく摘める野草があるってこと
は私の幸せの条件の一つです。