サンショウ(花)
日本料理などで木の芽と呼ばれるサンショウ
は、この辺りでは今が花の時期です。
柔らかい若葉を次から次へと出した少し後に
小さな花の塊が現れ、黄色い線香花火のよう
に開きます。
我が家のサンショウは、植えたものは1本も
ありません。いつの間にか鳥によって運ばれ
て来るらしく、庭のあちこちに芽生えていま
す。
雌雄異株のため、雌株にしか実がなりません
が、それでも春はタケノコやワラビを料理し
た時にちょっと添えるのには十分な量の葉を
収穫出来ますし、6月頃に青い実を収穫して
おくとほぼ1年中煮魚の臭み消しに使えて重
宝してます。
サンショウは春の芽から秋の実まで大いに役
立つ庭木ですが、唯一の弱点はアゲハチョウ
の幼虫に取りつかれることです。気温が上が
り、アゲハチョウが舞い始める季節になると
毎日幼虫がいないかパトロールをしなければ
なりません。緑色の丸々と太った幼虫は、結
構強気で駆除しようとすると悪臭を放ってき
ます。多少なら分けてあげても良いと思うの
ですが、丸坊主にされると枯れてしまうので
強制退去してもらいます。
暖かくなるのは嬉しいことですが、虫との戦
いは気が重いことです。