フシグロセンノウ(花)
夏の盛りを過ぎるとフシグロセンノウの花
が、見られるようになります。
一時は絶滅してしまったのか、と思われま
したがフシグロセンノウが好む場所を注意
しながら歩くとポツリ、ポツリと控えめに
咲いているのを見つけることが出来ます。
フシグロセンノウの好む場所はかなり暗め
の雑木林やスギ林の縁です。直射日光は好
まないようで木々の間から斜めに日が射し
込むような場所によく生えています。薄暗
い林の中で朱色の花は大変よく目立ち、こ
の時期咲いていればすぐフシグロセンノウ
とわかります。
今年初めて見た花は、いつもより道に近い
目立つ場所で咲いていました。それも3輪
仲良く並んで。あまり人通りはない場所で
すが、それでも誰かに摘まれてしまうので
はないかと思うような容易に近づける場所
です。
科のカワラナデシコよりもずっと大きくて
立派に見えますがどうして秋の七草からは
ずれているのかな?といつも思います。こ
の花が、日本各地で絶滅の危機に陥ってい
るのはもしかしたら秋の七草でないからか
もしれないと思ったりもしています。