ナツズイセン(花)
ナツズイセンの花色は、ちょっと青味を帯び
たピンク色をしています。そして早朝、山の
向こうから太陽が顔を出すまでは一層青味が
強く涼しげに見えます。
今年は花が咲く少し前に草刈りに遭ってしま
ったため、いつもより花が少なく残念ですが
それでも数輪花を見ることが出来ました。
ナツズイセンは、この後少し遅れて咲き出す
バナ科の植物です。
花の色は優しげですが、茎が意外とがっしり
と太く花をしっかりと支えています。球根が
大きく育った株は、太い茎が何本も出て頂点
に花がかたまって咲くのでかなり見ごたえの
あるものとなります。
ヒガンバナ科の植物は、有毒なため食べるこ
とは出来ません。その代わり畑や田んぼの縁
などに植えるとネズミやモグラなどから農作
物を守ることが出来ます。畑や田んぼの周辺
で多く見られるのはそのためです。
このナツズイセンも畑の横に毎年咲いている
花です。一段高くなっている畑は、家庭菜園
のようで時々車で来る男性が世話をしていま
す。
日中はまだまだ厳しい暑さの中、ナツズイセ
ンは、一服の清涼剤となっていることでしょ
う。