淡々と・・・

淡々と過ぎていく日々、心にとまったひとこまを写真と短文で綴っています。

ママコノシリヌグイ(花)

毎年ママコノシリヌグイの花が咲く場所は、

今年は夏の初めに草刈りされて花がとても少

ないです。

でも今年は見られないかもしれない、と思っ

ていたので出会えただけで幸せです。

花の塊は1㎝くらいで本当に小さなものです

が、先端のピンク色が徐々に薄れて付け根部

分でほぼ白色になっている様子が何とも絶妙

な変化で美しいと思います。

ママコノシリヌグイは、ツル性のため周囲の

植物にツルや葉にあるトゲを引っ掛けながら

成長していきます。このトゲがフックのよう

な役割をして少しでも日当たりの良い場所を

目指して伸びていくのです。

日本全土に生えるタデ科の植物ですが、少し

湿り気のある場所を好むため、山地で多く見

られるようです。

韓国では嫁の尻拭き草、中国では棘蓼と呼ば

れているそうでそれぞれお国柄が出た名前が

ついています。いずれもあまり良い印象を受

けない呼び名ばかりですが。。。

花が終わると黒い実をつけるところは麺類に

なるソバと同じで別名トゲソバと呼ばれるの

はこの点に注目したためでしょう。

標準名がトゲソバでママコノシリヌグイが別

名なら良かったのに、と毎年花を見るたびに

思います。

 

tantan10.hatenablog.com