セイタカアワダチソウ(花)
今年もセイタカアワダチソウの群落が、見事
な花畑を作っています。
セイタカアワダチソウは、元々は明治時代に
園芸目的で持ち込まれたそうです。その後、
第2次世界大戦後のアメリカ軍の輸入物資に
種がついてきたものが各地に広まったと考え
られています。また休耕田が増えたことによ
り、栄養に富んだ土地が空いたことが爆発的
に殖える原因になったとも言われています。
先日父と病院へ向かう途中、車で新しく出来
たばかりの道路を通りました。元は田んぼだ
った広々とした道の両側には、やはりセイタ
カアワダチソウが植えたように美しく茂って
おり父も感嘆していました。
このままでは日本中がセイタカアワダチソウ
で覆われてしまうのでは?と心配になります
が、その心配はないのが自然界の不思議なと
ころです。
何年もセイタカアワダチソウが育ち続けた土
壌は、次第に栄養分が抜けてやせてきます。
するとやせた土地を好むススキなどの植物が
優勢になりセイタカアワダチソウは生えなく
なるのです。
私が両親の年になる頃、セイタカアワダチソ
ウは懐かしく思い出す花になっているかもし
れません。