淡々と・・・

淡々と過ぎていく日々、心にとまったひとこまを写真と短文で綴っています。

ナンテン(実)

鈍色の空の下て珊瑚玉のように光っているナ ンテンの実は、冬の風景に唯一華やぎを添え ています。 梅雨の時期、雨に濡れながら咲いていた花は 今、たくさんの実に変わりました。 ナンテンは、常緑低木のため冬でも葉が枯れ ません。ただ私の住むような寒い…

ヤブコウジ(実)

ご近所のヤブコウジが色付いて、お正月を迎 える準備万端といった感じです。 ヤブコウジは、全長20㎝前後の常緑小低木で す。こんなに小さいのに一応、木なのです。 普段は小さく目立たない存在ですが、冬の最 中にツヤツヤとした真っ赤な実が熟すと俄然 目…

アオハダ(実)

朝は雪、その後雨に変わって午後からは晴れ てきました。 晴れて来ても一向に気温が上がらないので知 らず知らずのうちに小走りになってしまいま す。夏ならすぐに暑くなってしまうのに歩い ても歩いても温まってきません。 あまり遠くに行く気にもなれず、…

セイタカアワダチソウ(実)

空っぽの田んぼの脇では今、見上げるような セイタカアワダチソウが種をつけています。 稲刈りが終わった田んぼを黄色の花でいっぱ いにしていた風景は、もうありません。 ビッシリとついていた花は、フワフワの綿毛 に変わり羊のようです。手で茎を揺らすと…

ムクゲ(実)

今年もムクゲにはたくさんの実がついていま す。枝の先端に付いた実は乾いて割れており 中から黒い種がのぞいています。 たくさんのムクゲの実を見ながら盛夏の頃の 花を思い出しました。紙のような真っ白な花 中心が赤く周囲は薄紫色の花、どれも次々と 咲…

マサキ(実)

今年もマサキの実が朱色に色付いてきまし た。 一年中艶のある葉を茂らせているマサキは 生け垣として人気のある樹木です。日本の 庭では生け垣には常緑樹が使われることが 多く、サザンカ、ネズミモチ、ピラカンサ など一年中緑の葉を絶やさない木々が人気 …

ノギク(実)

晩秋まで頑張って咲いていたノギクもとうと う種をつけた姿になりました。 フワフワの産毛に覆われた種は羽毛のようで ちょっと温かそう。雪が降るようになって一 段と寒く感じるようになった私はいいなーと 羨ましく見ています。実際は、ノギクから見 た私…

ナツツバキ(実)

夏に清楚な花を咲かせていたナツツバキは、 今は茶色い硬い実をつけています。 この実は柔らかい花からは想像出来ないくら い硬く、手で割ろうとしても簡単には割れま せん。 冬の初め頃になるとナツツバキの実は先端が 自然に開いて割れてきます。あんなに…

ドングリ(実)

冬の雑木林を歩くと地面には無数のドングリ が、転がっています。 ほとんど木々は葉を落とし、無数の落ち葉と 小枝と共にドングリはむき出しのまま横たわ っているのです。これだけたくさんのドング リを実らせた親木はすでに眠りにつき、あと はお前たちは…

サラサドウダン(実)

5月に釣鐘型の可愛い花をつけていたサラサ ドウダンが、今年はたくさんの実をつけてい ます。 淡いクリーム色の花冠に紅色のスジ模様が入 る様子が、布地の更紗模様を連想させること からサラサドウダンという名前がついたこの 花はドウダンツツジの仲間で…

ハギ(実)

晩夏から初秋にかけてたくさんの花をつけて いたハギが、小さな黒い実をつけて揺れてい ます。 たくさんあった葉もほとんど風にもっていか れ、枝には菱形の種だけが残されています。 公園など整備された所に植えられたハギは、 今の時期になると地面スレス…

ヤクシソウ(実)

11月に最後の花を咲かせていたヤクシソウの 前を通りかかると花は全て終わって種になっ ていました。 種の先はタンポポのような綿毛がついていま すが、タンポポのように大きく広がってはい ません。この調子では種はそれほど遠くには 飛んで行けそうにあり…

モチノキ(実)

午後3時過ぎに町内の集会所の前を通りかか ると、敷地内のモチノキに実がビッシリつい ていました。 丁度、西日が当たる時間で冬とはいえ眩しい くらい照り返しがきつくなっています。 これまでここにモチノキがあったことに全く 気づいていませんでした。…

ハナミズキ(実)

雲ひとつない青空にハナミズキの実が光って います。 ハナミズキは、家の近所ではよく見られる庭 木ですがこんなにたくさんの実がついている のは珍しいです。風に飛ばされてもう葉は一 枚も残っていませんが、赤い実と来年の花芽 が目立っています。 この日…

ツクバネ(実)

初夏の頃、葉と同じような緑色の花を咲かせ ていたツクバネが枝の先端に実をつけていま す。 この不思議な形の実は、どれも枝の先につい ているため風が吹くと激しく揺れます。 5月末から6月初めにかけて咲いた花は半年 近くかけて種となるためにじっくり…

マンリョウ(実)

雨に濡れたマンリョウの実は、瑞々しく何か 別の果実のようにも見えます。 夏の終わりに咲いていた花はほとんど全て赤 い実になって今年も豊作です。 マンリョウの実は、最初緑色をしていますが 気温が下がるごとに少しずつ薄いピンク色を 帯び、最後にはこ…

ツルウメモドキ(実)

もとは盆栽として売られていたツルウメモド キを地植えにしてから3年以上経ちました。 盆栽用の小さな鉢に植えられていた頃からは 想像出来ないくらい伸びやかにツルを伸ばし 先端は隣のフジザクラにまでからまっていま す。 ツルウメモドキは、ニシキギ科…

ノイバラ(実)

今年はノイバラの実がたくさんなりました。 まだ葉がたくさん残っているのでちょっと目 立ちませんが、葉が落ちたら赤い実が青空を バックに映えるようになります。 ノイバラの実はロースヒップとも呼ばれ、ハ ーブティーやサプリメントなどにも利用され て…

ゴーヤー(実)

9月に我が家の庭のゴーヤーのことを記事に して今年でもうこの苗は種をつけることはな いだろう、と思っていました。 ところが、その後もポツポツと雌花が咲き、 気が付いたら10月ごろ小さな球状の実がなっ ていました。日に日に気温が下がっていたの です…

ゲンノショウコ(実)

夏の終わりから花を咲かせていたゲンノショ ウコが咲いていた場所を再び訪ねるとたくさ んの種が出来ていました。 もう花は終わったかと思っていましたが、ま だ花も少し咲いておりススキが繁茂して薄暗 い場所だった周囲はきれいに刈られて明るく なってい…

ガマ(実)

いくつかある散歩コースには、元々は田んぼ だった所が今は耕作放棄地となっている場所 があります。 すぐ近くにはまだ田んぼもあり、湿った土地 のためどこからともなくガマの種が飛んでき て秋にはガマの穂が何本も出来ました。 夏の間は草が茂り過ぎて入…

ピラカンサ(実)

昨年、私の近所では不作だったピラカンサは 今年は豊作のようです。 散歩で見ている木々はどれも真っ赤な実をた わわにつけています。この調子なら冬鳥たち も安心して冬を越せるのではないか、と思い ます。 ピラカンサは、バラ科の樹木のため枝にトゲ があ…

ケンポナシ(実)

ずっと名前が不明だった木の名前が実がなっ たことで判明したので備忘録として記事にし ます。 この奇妙な形の実は、クロウメモドキ科のケ ンポナシの実です。私が住む山の上の住宅街 から下っていくと橋のたもとに生えており、 かなりの大木です。 6月の終…

ヘクソカズラ(実)

ヘクソカズラの実が、金茶色に変わりまし た。 どこからともなく運ばれて来て夏は愛らし い花をつけ、秋が深まるとたくさんの実を つけるこのツル性の植物は日本中で見られ ます。特に珍しいわけでもなく、いわゆる 雑草の類ですがリースの材料として通信販 …

マユミ(実)

今年のマユミは、実がほとんどなっていま せん。昨年は、たわわに実っていたのです がどうしたことでしょう。 冬の寒さが厳しく、何度も積雪があったた めかもしれません。今のところ、春以降は ほどほどの天候が続いているのでそれ以外 は、特に思い当たる…

ムラサキシキブ(実)

夏に小さな花をたくさん咲かせていたムラサ キシキブが、今は紫色の実をつけています。 先日記事にしたコムラサキシキブは、ムラサ キシキブを改良した園芸品種ですが、ムラサ キシキブは低山の森林に自生する落葉低木で す。 落葉低木とはいっても、雑木林…

ススキ(実)

晩秋の風を受けて気持ち良さそうにススキの 穂が泳いでいます。 今年は秋になっても比較的気温が高い日が多 いため、午後から散歩に出かけると西日が暑 く感じられることも多々あります。 日差しの下でススキの穂はキラキラと光って 見えます。空っぽになっ…

カリン(実)

今年もカリンが実っています。 花は幹の下の方の枝にもたくさん咲いたので すが、実はほとんど上の方の高い枝にしかつ いていません。上の方が日当たりが良いから 虫たちが受粉を手伝ってくれるのかもしれま せんが、それはあくまでも私の推測です。 カリン…

モッコク(実)

夏にたくさんのミツバチを集めていたモッコ クの花は、今、赤い実に変わっています。 ミツバチたちは良い仕事をしてくれたようで 鈴なりの実がついています。花自体は地味で そんなにたくさんの蜜を持っているとは思え なかったのですが、ミツバチたちには十…

サンザシ(実)

今年もサンザシが実りました。 昨年より少し見に行くのが遅れたためか実の 数が少ないように見えます。赤い実は触って 見るととても硬く中には実に対して大きめの 種が詰まっています。そのまま食べるには酸 味が強過ぎるのでドライフルーツや果実酒に 利用…