淡々と・・・

淡々と過ぎていく日々、心にとまったひとこまを写真と短文で綴っています。

木々

ミツマタ(蕾)

春にミツマタが咲いていた庭を通りかかると すでにしっかりとした蕾が出来ていました。 花が咲き出すのはこれからまだ3ヵ月くらい 先ですが、もう準備万端といった感じです。 春に花を咲かす花木の多くは秋に葉を落とす と同時に花芽の準備を終えています。…

ドングリ(実)

冬の雑木林を歩くと地面には無数のドングリ が、転がっています。 ほとんど木々は葉を落とし、無数の落ち葉と 小枝と共にドングリはむき出しのまま横たわ っているのです。これだけたくさんのドング リを実らせた親木はすでに眠りにつき、あと はお前たちは…

サラサドウダン(実)

5月に釣鐘型の可愛い花をつけていたサラサ ドウダンが、今年はたくさんの実をつけてい ます。 淡いクリーム色の花冠に紅色のスジ模様が入 る様子が、布地の更紗模様を連想させること からサラサドウダンという名前がついたこの 花はドウダンツツジの仲間で…

フユザクラ(冬花)

今年は秋からの続きで気温が、少し高めの日 々が続いています。雪がちらつく日もありま したが、まだ積もった日はありません。その ためか、天気にめりはりがなく雨の日が多い です。 午後から晴れてきたので近くのフユザクラを 見に出かけました。花は、湿…

ハギ(実)

晩夏から初秋にかけてたくさんの花をつけて いたハギが、小さな黒い実をつけて揺れてい ます。 たくさんあった葉もほとんど風にもっていか れ、枝には菱形の種だけが残されています。 公園など整備された所に植えられたハギは、 今の時期になると地面スレス…

ツツジ(霜華)

庭のツツジの葉に毎日のように霜の花が咲く ようになりました。 空気中の水分が凍って葉の表面に付着するこ の現象は氷の結晶の一種です。 一枚一枚の葉に丁寧に粉砂糖をまぶしたよう についた細かく白い氷は朝刊を取りに出た私 の目をしばし釘付けにします…

ツバキ(花)

朝の冷え込みが一層きつくなっています。 それでも早咲きのツバキが、ポツポツと咲い ているのには感心させられます。 ツバキは、品種改良が盛んな樹木で今ではあ りとあらゆる色と形の花があります。大きさ も様々でおちょこのような小輪咲きから牡丹 のよ…

モチノキ(実)

午後3時過ぎに町内の集会所の前を通りかか ると、敷地内のモチノキに実がビッシリつい ていました。 丁度、西日が当たる時間で冬とはいえ眩しい くらい照り返しがきつくなっています。 これまでここにモチノキがあったことに全く 気づいていませんでした。…

ハナミズキ(実)

雲ひとつない青空にハナミズキの実が光って います。 ハナミズキは、家の近所ではよく見られる庭 木ですがこんなにたくさんの実がついている のは珍しいです。風に飛ばされてもう葉は一 枚も残っていませんが、赤い実と来年の花芽 が目立っています。 この日…

ツクバネ(実)

初夏の頃、葉と同じような緑色の花を咲かせ ていたツクバネが枝の先端に実をつけていま す。 この不思議な形の実は、どれも枝の先につい ているため風が吹くと激しく揺れます。 5月末から6月初めにかけて咲いた花は半年 近くかけて種となるためにじっくり…

マンリョウ(実)

雨に濡れたマンリョウの実は、瑞々しく何か 別の果実のようにも見えます。 夏の終わりに咲いていた花はほとんど全て赤 い実になって今年も豊作です。 マンリョウの実は、最初緑色をしていますが 気温が下がるごとに少しずつ薄いピンク色を 帯び、最後にはこ…

ヤツデ(花)

今年もヤツデの花が咲き始めました。 小さな花火のような放射状の花は、たくさん の小花の集合体です。近づいてよく観察する と小さな花の中心はサーモンピンクで周囲に 立ち上がっている雄しべはとっても繊細。こ のようなかんざしを舞妓さんがさしていたの…

ツルウメモドキ(実)

もとは盆栽として売られていたツルウメモド キを地植えにしてから3年以上経ちました。 盆栽用の小さな鉢に植えられていた頃からは 想像出来ないくらい伸びやかにツルを伸ばし 先端は隣のフジザクラにまでからまっていま す。 ツルウメモドキは、ニシキギ科…

落ち葉

冬の到来と共にカエデの紅葉は、終わりまし た。 紅葉の盛りは短く、今年はそれでも長くもっ た方でした。ほとんどの木々は裸木となり地 面には落ち葉が深々と積もっています。 木々の中で、カエデの紅葉はしんがりを務め 晩秋のフィナーレを彩る大役を担っ…

ノイバラ(実)

今年はノイバラの実がたくさんなりました。 まだ葉がたくさん残っているのでちょっと目 立ちませんが、葉が落ちたら赤い実が青空を バックに映えるようになります。 ノイバラの実はロースヒップとも呼ばれ、ハ ーブティーやサプリメントなどにも利用され て…

サザンカ(白花)

今年は暖かい秋が続いたため、サザンカの開 花が少し遅れているようです。 近くの公民館の庭で咲く一番外側の花弁がほ んのりピンク色をしたこのサザンカは、開く とバラの花のように見えます。 気温が下がってからの白い花は、なんだか寒 々しい感じがする…

イタヤカエデ(黄葉)

イタヤカエデの黄葉が今年も見頃になったの では?と思って行ってみました。 昨年と同じように夏の間は雑草が生い茂って 歩けない場所がきれいに草刈りされ、道が出 来ています。途中には、列車用のコンテナを 再利用した小屋のようなものがあり、男性が 作…

モミジ(紅葉)

私の住む場所ではそろそろモミジの紅葉が見 頃を迎えています。 朝晩の気温も少しずつ低下してきており、晴 天の日でも大きな黒い雲が時々日差しを遮る ため太陽の力は衰える一方です。 今年も近所のモミジの並木は、程々の色付き 加減です。モミジの色を最…

ピラカンサ(実)

昨年、私の近所では不作だったピラカンサは 今年は豊作のようです。 散歩で見ている木々はどれも真っ赤な実をた わわにつけています。この調子なら冬鳥たち も安心して冬を越せるのではないか、と思い ます。 ピラカンサは、バラ科の樹木のため枝にトゲ があ…

ケンポナシ(実)

ずっと名前が不明だった木の名前が実がなっ たことで判明したので備忘録として記事にし ます。 この奇妙な形の実は、クロウメモドキ科のケ ンポナシの実です。私が住む山の上の住宅街 から下っていくと橋のたもとに生えており、 かなりの大木です。 6月の終…

ハゼ(紅葉)

こう言ってはなんですが、ハゼの木は普段は ほとんど存在感のない地味な木です。 ところが、秋に紅葉するとどの木よりも真っ 赤に染まり山の斜面で点々と目立ちます。 自然の雑木林では、全山一面が真っ赤に染ま る紅葉というのはほとんどなく、大方はオレ …

イチョウ(黄葉)

昨年は見逃してしまった我が家のイチョウの 黄葉、今年はなんとか間に合いました。 まだ少し青味がかった葉もありますが、ほぼ 樹全体が黄色くなっています。 以前の記事にも書きましたが、このイチョウ の木は食用に売られているギンナンを土に埋 めてみた…

ニシキギ(紅葉)

今年もバス通りから見えるニシキギは真っ赤 になりました。 しかし、近づいて見ても昨年のような実は1 個も見つかりません。先日記事にしたマユミ の木よりも更に不作です。 こんなにきれいに色付いても今年は実がない のはなんとも不思議です。例年ならこ…

マユミ(実)

今年のマユミは、実がほとんどなっていま せん。昨年は、たわわに実っていたのです がどうしたことでしょう。 冬の寒さが厳しく、何度も積雪があったた めかもしれません。今のところ、春以降は ほどほどの天候が続いているのでそれ以外 は、特に思い当たる…

トチ(黄葉)

私の住む所では、今年はトチの実はほとんど 実りませんでした。昨年は豊作だったのです が、原因はわかりません。花も少なかったの で冬に雪が多かったためかもしれません。 最近、周囲の山々が少しずつ色づき始めまし た。それと共にトチの葉も黄色く色づき…

ムラサキシキブ(実)

夏に小さな花をたくさん咲かせていたムラサ キシキブが、今は紫色の実をつけています。 先日記事にしたコムラサキシキブは、ムラサ キシキブを改良した園芸品種ですが、ムラサ キシキブは低山の森林に自生する落葉低木で す。 落葉低木とはいっても、雑木林…

カリン(実)

今年もカリンが実っています。 花は幹の下の方の枝にもたくさん咲いたので すが、実はほとんど上の方の高い枝にしかつ いていません。上の方が日当たりが良いから 虫たちが受粉を手伝ってくれるのかもしれま せんが、それはあくまでも私の推測です。 カリン…

ツタ(紅葉)

まだ少し早いかな?と思いましたが、昨年の ように出遅れたら葉が無くなってしまうかも しれないと思い紅葉し始めたばかりのツタの 葉を写真に撮りました。 毎年写真を撮っていますが、ツタがからまっ ている場所はかなり高いのでなかなか上手に 写すことが…

モッコク(実)

夏にたくさんのミツバチを集めていたモッコ クの花は、今、赤い実に変わっています。 ミツバチたちは良い仕事をしてくれたようで 鈴なりの実がついています。花自体は地味で そんなにたくさんの蜜を持っているとは思え なかったのですが、ミツバチたちには十…

サンザシ(実)

今年もサンザシが実りました。 昨年より少し見に行くのが遅れたためか実の 数が少ないように見えます。赤い実は触って 見るととても硬く中には実に対して大きめの 種が詰まっています。そのまま食べるには酸 味が強過ぎるのでドライフルーツや果実酒に 利用…